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参加ガイド
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● パンプロナの牛追い ●
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日程 | 7/7〜14の毎日(計8回) |
集合時間 | 朝 7時30分 |
スタート | 朝 8時 |
コース | 849メートル |
参加資格 | 18才以上 |
参加人数 | 約800人(1回平均) |
出走する牛 | 闘牛8頭、去勢牛4頭(1回につき全12頭) |
平均タイム | 約4分(全ての牛がゴールするまで) |
● ● ● 参加について ● ● ● | |
上の一覧にあるように、エンシエロが行われるのはサン・フェルミン祭の期間中、闘牛が開催される2日目から最終日までの8回。 | |
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コースは牛の囲い場からサント・ドミンゴ坂を駆け上がり、旧市街を抜けて、新市街との境にある闘牛場までの約850メートル。参加者がかなり多いため、スタート地点はサント・ドミンゴ坂に80〜100メートルの長さにわたって設けられる。 ( スタートとなる牛の囲い場→ ) |
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参加についてはパンプロナ市の定めた十数項目の規定がある。ツーリストオフィスでもらえるエンシエロのパンフから、主なものを抜粋すると
● 18才以上であること ● 自分自身の安全のため、また他のランナーに迷惑をかけないためにも体調 のすぐれない場合は走らない ● 走る際にはいかなる持ち物も手にしない ● 他のランナーを押したり、ひじで突いたりしてはいけない ● 牛に触れる、挑発するなどの命取りとなる行為は絶対にしない ● もし転倒してしまった場合は頭をかかえ、牛が走りすぎるまで動いてはいけ ない ● 負傷者を見かけても助けようとはせず、救急隊員の手にまかせる など | |
↑ 闘牛場近くのインフォメーションセンターなどで配られる参加者用パンフ --- スペイン語、英語、フランス語など5ヶ国語で書かれている --- | |
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つまりエンシエロには、基本的には18才以上であれば男女、国籍を問わず参加できるわけだ。 日本にも岸和田のだんじりや諏訪の御柱祭など、勇壮にして危険極まりない行事はあるが、その町に住む氏子でもなければまず参加できない。エンシエロが参加自由なのは、スペインならではの個人主義からきているのだろうか・・・。 個人主義とするならば、当然のこととして自己責任がともなうわけだから、最低限パンプロナ市の定める参加規定は守らなければならないだろう。 | |
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参加者の集合時間は7時30分。この時間を過ぎてコース上に入ろうとしても、警官などによって排除されてしまう。 闘牛が放たれるのは8時ちょうどだが、これも参加者が多いという理由からだろう、ランナーはその5分前となる7時55分には走り始めることができる。 数百人のランナーで溢れかえるところに闘牛を放ったのでは、恐らくとんでもない数のケガ人や死者を出してしまうだろう。 | |
( ↑ サント・ドミンゴ坂に詰めかけた牛追いの参加者 ) | |
もっとも、スタート地点の最前列(最も闘牛場寄り)から7時55分に走り出すと、よほど足の遅い者でもなければコース上で一度も闘牛に遭遇することなくゴールに着いてしまう。 | |
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参加者は1回平均で約800人ということだが、日によってかなり変わるように思う。私は初日と二日目のエンシエロに参加したが、初日はざっと見た感じ400人程度。体をほぐすためのストレッチが余裕でできたが、二日目となるとまったく身動きが取れないほどの混雑ぶり。初日の様子を見てから走る者が多いのかもしれない。800人というのは、あくまでも平均してということだろう。 | |
● ● ● 出走する牛について ● ● ● | |
1回のエンシエロに走る牛は全12頭。このうちの4頭は闘牛ではなく、去勢牛と呼ばれる攻撃性の低い牛が走る。この去勢牛はエンシエロにおいて、闘牛によるケガ人を多少でも減らす役割を担っている。 | |
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闘牛も含め、牛は群れでいる時には落ち着いていておとなしいのだが、群れからはぐれて1頭になると攻撃性を発揮するという習性がある。エンシエロに出走する闘牛も、群れている時はランナーを攻撃することはまずない。しかし、コースには大きなカーブがあり、また足元は滑りやすい石畳の道なので、たいがいは群れからはぐれてしまう牛が出てくる。最後尾からこれらのはぐれ牛を吸収し、落ち着かせるのが去勢牛の役目というわけだ。 (詳しいコースのガイドはここをクリック) | |
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